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ANAグループ機内誌「翼の王国」の「囲われたエデン」にて写真を連載中
ナイルの恵みが作り出す、砂漠の中の水田地帯
豊かな水に恵まれ、大きな木の下からは人々のにぎやかな声が聞こえてくる。とうもろこしや小麦畑が広がり、大きな実をつけたナツメヤシが揺れる先には水田の光景が広がっていた。砂漠の真ん中に水田。とても奇妙な光景に驚いたが、エジプトの米作りはおよそ1400年も前から続けられてきた。世界から約250種の品種を集め、エジプト人の口に合う米を探し、研究を重ねて多収量で美味しいジャポニカ米などを開発した。水田は主にナイル(全長約6600キロ)の河口付近(ナイルデルタ)で営まれている。そしてナイルの水だけに頼ってきた稲作はオアシスに湧く温泉にも注目した。大きな水道管からは40度ほどの温水が絶え間なく水路へ注ぎ、砂漠を開拓してできた水田に新たな命の水が流れていた。
真っ黒に日焼けした農夫、トラクターを運転する若者。ロバに荷を背負わせる子供たち。黄金色に染まる収穫の季節を迎えると、まぶしい太陽の下で大きな鎌を握る男たちの顔は大粒の汗で輝いていた 。
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