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ANAグループ機内誌「翼の王国」の「囲われたエデン」にて写真を連載中
アフリカに見た古代ローマ帝国の繁栄
地中海に面するアルジェリアは、南部をサハラ砂漠に覆われたアフリカで2番目に大きな国。この国には「アフリカのポンペイ」と讃えられたティムガットの考古遺跡をはじめ多くのローマ遺跡が点在している。かつてローマ時代には壮麗な建築物を建て、街中をモザイクと大理石で埋め尽くし、経済的な豊かさを街に還元するとともに、人々は華やかな生活文化を心ゆくまで堪能していた。中でもジェミラ遺跡の博物館に展示されている繊細なモザイクやティムガッド遺跡の道に刻まれた古代戦車の跡は印象的だ。また、ティパサ遺跡の住居跡からは美しい地中海を眺めながら、当時の町の様子を垣間見ることができる。これら3つの遺跡は世界文化遺産に登録され、多くの観光客が訪れている。
また、隣国リビアにも華やかなローマ時代の暮らしを伝える遺跡が数多く残されている。ギリシア時代の都市遺跡があるキレナイカ地方、海洋国家「カルタゴ」の交易都市から引き継がれ、繁栄した交易都市サブラタ。さらに「ローマにも勝る町を」と、146年に、この地で生まれローマ皇帝となったセプティミウス・セウェルスが、400年を費やして故郷に築いたレプティス・マグナ。遺跡の中心に聳える凱旋門や巨大な石で作られたバジリカ(公会堂)や大浴場、フォーラム(集会所)など4平方キロメートルの広さに残された30もの巨大遺跡があり、その壮大な建築物は見る者を圧倒させる。1921年に発見されるまでの間、深い砂に埋もれていたことが幸いにも風化や略奪から免れ、アフリカにあったローマの姿を今も私たちに伝える貴重な遺跡である。
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