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ANAグループ機内誌「翼の王国」の「囲われたエデン」にて写真を連載中
「美しきオマーン」
アラビア半島の南西部に位置するオマーン。国土の8割以上が砂漠という厳しい環境だが、2000メートル級の山々や美しいアラブの歴史的な町並みが観光スポットになっている。コーランを唱える少年の先には大きなモスクが聳え、エキゾチックな雰囲気が漂う首都マスカットは夜景の美しい町。ガイドのサーレム氏はアラビア海に面した街「スール」へ案内してくれた。白い家が立ち並び、青色に塗られた扉が印象的で、街を歩いていても人々は気軽に挨拶を交わしてくれる。「アッサラーム」(こんにちは)と話しかけると、照れたように子供たちは路地へと走って行った。今は漁業で栄える町だが、かつてはアフリカとの貿易の拠点として、また海のシルクロードの中継地点として、その名を歴史に残している。
また、山間部や砂漠のオアシスでは、ペルシャ支配時代に築かれたファラジュ(灌漑)や井戸から汲み上げた水を利用した農業が今も変わることなく綿々と行われている。冬には一年中温暖な気候を利用して日本へ輸出するインゲンを生産している。
さらに首都マスカットから車で2時間、ジャバル・アフダルの麓にはアル・ホータケーブ鍾乳洞がある。全長5キロ、幅1.5bほどの道が続き、大きく裂けた岩が頭スレスレに近づき、最奥に広がる巨大な空間には息を呑まずにはいられない。入場は環境の影響に配慮し750人まで。このように観光できるのも開放政策のおかげと、サーレム氏。「また新しいオマーンを見に来てください」と彼はオマーンを後にする私を笑顔で見送ってくれた。
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